食品に、なくてはならない添加物、
見つめ直そう、その良さを
- 食添GMP審査員の募集について
- 「食品添加物の栄養成分計算に関するデータベース 2024」発売のご案内
- 2023年度「秋季特別研修会」開催のお知らせ
- 「食品添加物確認書」申請マニュアルの一部改訂のご案内
- 7月14日付け、FAO/WHO合同食品添加物専門家会議(JECFA)と国際がん研究機関(IARC)の発表に対する見解について
- 2023.12.01
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- 2023.07.28
- 7月14日付け、FAO/WHO合同食品添加物専門家会議(JECFA)と国際がん研究機関(IARC)の発表に対する見解について
アイスクリーム
アイスクリームのおいしそうな色や香り、味にも食品添加物(着色料、香料、酸味料、乳化剤など)が役立っています。


ミクロの世界をのぞいてみると…。こまかい空気、脂肪、氷の結晶がいっぱいつまっているのがわかります。乳化剤といって水と油をなじませる働きのある成分と安定剤を加え、よくまぜながら冷やすと、空気や脂肪や氷の結晶がどんどん小さくなり、小さくなればなるほど、ソフトで口当たりがよいアイスクリームになるのです。
とうふ
食品添加物の「にがり」はとうふを作るために、とても重要な役割を果たしています。「にがり」がないと、とうふは固まらないのです。

みなさんは、とうふがなにからできているか知っていますか?
答えは「大豆」です。大豆をつぶして、煮て、しぼった汁が「豆乳」です。
その豆乳を固めたものが「とうふ」になります。固めるためには塩化マグネシウム<にがり>やグルコノデルタラクトンなどが使用されます。
炭酸飲料
夏の暑い日に飲む冷たい炭酸飲料は、とてもおいしいですね。口の仲で泡がぱっと広がり、爽快感があります。炭酸飲料にも食品添加物が活躍しています。
水に糖類やクエン酸等の酸味料、炭酸ガスを溶かして冷やしたものが炭酸飲料と呼ばれる飲み物です。これに色や香りをつけます。炭酸ガスも、酸味料も、食品添加物です。炭酸飲料の爽快感は食品添加物の活躍で生まれます。


食べ物を長持ちさせて、
ムダにしない
食品添加物によって、保存しても食中毒の心配もなく、お肉やお魚をムダなく、おいしく食べられるようになります。
また、遠くでとれる名産品も安心して食べられます。



肉や魚は、そのまま冷蔵庫に入れておいても長持ちしません。これらの食べものには、加工するとき味を調える調味料などのほか、くさりにくくしたり、油分などが悪くならないようにするために食品添加物が加えられます。長期保存が可能になる他、おいしく、安心して食べられるのも食品添加物の働きなのです。
●古くから伝わる保存の知恵
昔からいろいろな方法で食べものを加工したり、くさりにくくしたりしました。
梅ぼし、肉や魚の塩づけやひもの、発酵させたつけものなどがその代表です。特に塩やシソの葉や自然発酵でできる乳酸には食べものがくさるのをふせぎ、長持ちさせる働きがあります。
●食べものを長持ちさせる方法
1.塩づけにする。
2.酢づけにする。
3.水分を少なくする(乾燥する)。
4.くん製にする。
5.食品添加物を使う。
食べものの味や
風味を良くする
味には甘い味、すっぱい味、苦い味、しょっぱい味、おいしい味(うま味)など、いろいろあります。このなかでおいしい味を出すのは「調味料」です。ラーメンのスープにも「調味料」が使われています。

こんぶ、かつおぶし、ほししいたけ、貝など、いろんなものからダシをとることは知っていますね。これらには「調味料」になるおいしい成分がふくまれています。そのなかで、日本の研究者たちによって 発見されたものが、うま味調味料ともよばれている「こんぶのうま味成分、グルタミン酸」、「かつおぶしのうま味成分、イノシン酸」、「ほししいたけのうま味成分、グアニル酸」など。調味料は、みんなのおうちの食卓、スーパーなどで売られる加工食品、レストランの料理などにも使われています。
世界中の科学者により
食品添加物は
安全を
チェックされています
動物を使った実験や科学的な試験により、
食品添加物の安全が確認されています。

食品添加物を毎日動物に与え、一生食べ続けても有害な影響が認められない最大量(無毒性量)を求めます。その数値をもとに、人間が毎日、一生食べ続けても安全と認められる量(1日当り接種許容量)を計算し(ふつう、無毒性量の100分の1です)、使ってもよい量(使用基準)を決めます。実際に使用されている食品添加物の量は、これよりさらに少ない量になります。
食品添加物は食品を製造または加工するときに必要なもので、
食品を形作ったり独特の食感を持たせる、食品の色をとったり着けたりする、
うま味や甘味・酸味等の味を付ける、栄養成分を補う、品質を保つために使われます。
食品添加物を毎日動物に与え、一生食べ続けても有害な影響が認められない最大量(無毒性量)をもとに、人間が毎日、一生食べ続けても安全と認められる量(1日当り摂取許容量)を計算し(ふつう無毒性量の100分の1)、使ってもよい量(使用基準)を求めます。
実際に使用されている食品添加物の量は、これよりさらに少ない量になります。
食品添加物は、容器包装入りの加工食品では、表示すべきことがさまざまに決められています。
これらを一括して記載してある部分に、原材料名という原材料を表示してある項目があります。
食品添加物はその他の食品原材料とともに、ここに記載されます。